3月に降る雪。
冬が駄々をこねて、
これで最後だからと言うように、
私の耳に冷たい雪を降らせた。
暖かくなりかけた矢先の寒の戻り。
朝方起きるのに、少々手間取る。
寒いのは本当に苦手だ。
夜には、家の前の駐車場にうっすらと雪が積もった。
3月に降る雪。
何を匂わせたいんだろう。
冷たい空気を胸一杯に吸い込んで、
過ぎ去ろうとする冬を思い返してみる。
心が随分と、肥えたような気がした。
どんなに寒くても、春はもうそこまで来ている。
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夏 瞳(なつ ひとみ)の創作日記。 詩、つぶやき、告知etc。